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Guide of AIR-ZERo

短編連作小説AIR-ZERo

言葉と数字は不確定に並列、時間を進行する。

大人 ガラスと 純粋 ふたり 想い出 花束 他人

人工衛星 空白 天使の歌声 air

AIR ZERo
カタコトノコトバトセカイ

ここでいつまでも、夢を観続ける。

AIR‐99「air」

彼女は電車に乗りました。
白い電車に乗りました。

自分は電車に乗れませんでした。
白い電車に乗れませんでした。

それはとてもとても悔しい事で、
開く事などない電車の扉を叩きました。
扉はもちろん開きません。

それもまた悔しくて、
伝わる事などない言葉を叫びました。
空気が無いように伝わりません。

彼女は、扉に背を向けて立っています。

警笛が自分だけのホームに鳴りました。
止んで。
白い電車が走り出しました。

そして、彼女は振り返りました。

白い電車はどこかへ行ってしまいました。


自分は、あの瞬間、ちゃんと存在していたか、わかりませんでした。

次に来た、透明な電車に乗りました。